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公募情報

2015年2月2日

スーパーコンピュータ「京」と互換性を有する
SCLS計算機システムの利用公募

2015年度第1期SCLS計算機システム利用公募は終了しました。
公募審査の結果、採択された課題はこちらからご覧になれます。

文部科学省の支援を受け実施している研究開発プログラム、HPCI戦略プログラム分野1「予測する生命科学・ 医療および創薬基盤」(以下、HPCI戦略分野1)では、大学、公的機関、民間の計算生命科学研究者・技術者に対し、HPCI戦略分野1が保有する並列コンピュータ(以下、SCLS計算機システム)を無料で提供いたします。

利用申請の手引き

1. はじめに(利用目的等)

全国のHPCリソースを効率よく利用する目的でスーパーコンピュータ「京」を中核としたHPCI(High Performance Computing Infrastructure)が構築されています。HPCI戦略分野1は、医療および創薬を含む生命科学分野において、HPCIを活用した画期的成果の創出を推進するとともに、研究支援や人材育成等を通して、広く計算生命科学のユーザコミュニティの形成を目的としています。 その目的達成をめざし、広く生命科学研究者・技術者がHPCIを積極的に活用していくことを支援する一環として、スーパーコンピュータ「京」との互換性の高いSCLS計算機システムの利用公募を行います。

2. システム構成

SCLS計算機システムは、計算ノード群、管理サーバ群から構成されるシステムです。スーパーコンピュータ「京」との互換性があり、バイナリ互換を有するプログラム(オブジェクト)が実行可能です。

[PRIMEHPC FX10]
システム全体
 ノード数: 48 (SPARC64TM IXfx )
 総理論演算性能: 10.1 TFLOPS(1ノードあたり211 GFLOPS)
 総主記憶容量: 1,536 GB(1ノードあたり32GB)
 共有ファイル容量: 160 TB

3. 研究課題あたり利用可能計算資源

アカウント数: 研究課題の参加者1名あたり1アカウント
ディスク容量: 研究課題につき5TB
利用可能なCPU数: 占有(0)、共有(48ノード(CPU))

注1:1回のジョブの実行時間の上限は3時間です。なお、運用実績を検討し、適宜変更することがあります。

4. 応募資格

次のいずれかに該当する生命科学研究者・技術者の方が、SCLS計算機システム利用公募委員会の承認を得て、ご利用いただけます。

  • 生命科学に関連する民間企業(医療機関、医療機器開発企業、製薬企業など)に所属する研究者、技術者
  • 大学院、大学、高等専門学校および大学共同利用機関の教職員および学生
  • 中央省庁所管の独立行政法人に所属し、専ら研究に従事する者
  • 学術研究を目的とする国または自治体が所轄する機関に所属し、専ら研究に従事する者
  • 科学研究補助金等の交付を受けて学術研究を行う者
  • 上記のいずれかに該当する者が所属する機関との契約により共同研究に研究分担者として参加し、専ら研究に従事する者
  • 前各号のほか、特にSCLS計算機システム利用公募委員会が適当と認めた者

なお、応募資格者は国内居住者に限ります。外国籍の方は「日本国内にある事務所に勤務する人」か「来日後6ヶ月以上経過した人」が国内居住者にあたります。ただし、HPCI戦略分野1では、利用者の皆さまに快適にご利用いただくため、外国籍の方には公募委員会審査時に経済産業省安全保障輸出管理、および米国の再輸出規制に基づき、該非判定を実施しています。

5. 利用条件

  • 今回の公募で採⽤された研究課題の2015年度第1期利⽤期間は2015年4⽉1⽇から2016年1⽉31⽇ま での10ヶ⽉間の利⽤となります。
  • 研究代表者は、研究課題終了後に利用成果報告書(様式5)を1月以内に提出してください。
  • 利用者には、SCLS計算機システム利用規程の遵守が義務付けられます。
  • 研究成果を学術論文誌等において発表する場合、下記「7. 謝辞について」に示す内容を明記するとともに、別刷りをSCLS計算機システム利用公募事務局に提出していただきます。
  • HPCI戦略分野1主催/共催のセミナー、ワークショップ等で発表いただく場合があります。
  • 利用者アカウントは利用申請者のみが使用でき、貸出/譲渡は禁止です。

6. 利用支援

SCLS計算機システムにあらかじめインストールされているプログラムの使用、およびSCLS計算機システムを用いた並列化プログラミングについて、適宜支援いたします。SCLS計算機システム利用公募事務局まで、e-mailにて質問内容をご連絡ください。

7. 謝辞について

SCLS計算機システムの資源を利用して得られた成果については、必ず以下の内容を本文、もしくは謝辞に明記ください。文章のつながりから改変していただいてもかまいません。

<英語例>

a. This research was partially supported by MEXT SPIRE Supercomputational Life Science.

<日本語例>

a. 本研究の一部は、文部科学省のHPCI戦略プログラム分野1「予測する生命科学・ 医療および創薬基盤」が有するSCLS計算機システムを利用しました。

8. 申し込み

SCLS計算機システム利用の申込書は理化学研究所スーパーコンピュータ・システム利用申込書に準拠して作成していただきます。

  1. 研究代表者はSCLS計算機システム利用申請書 様式1を記入ください。
  2. 研究課題利用者一覧様式2に研究代表者および研究参加者全員を記入ください。
  3. 研究代表者および全ての研究参加者は利用アカウント申請書様式3をアカウント発行を希望される利用者ごとに記入ください。
  4. 研究代表者が民間企業に属する場合、承諾書様式4に必要事項を記載し、所属長の押印を得てください。

研究代表者は以上の書類を作成し、電子メールに添付してお送りください。研究代表者が民間企業に属する場合は、電子メールによる提出とともに原本を郵送にてお送りください。
なお、応募書類は返却いたしませんので、ご留意ください。

電子メール送付先:
電子メール送信先
郵送先:
〒650-0047
神戸市中央区港島南町7-1-26 計算科学研究機構内 R301
理化学研究所 HPCI計算生命科学推進プログラム
SCLS計算機システム利用公募事務局 宛

9. 書類一覧

利用規程
HTML形式・PDF形式)
様式1(利用申請書:研究代表者のみ)
MS-Word形式・PDF形式)
様式2(利用申請書:研究課題参加者)
MS-Word形式・PDF形式)
様式3(利用アカウント申請書:研究課題参加者)
MS-Word形式・PDF形式)
様式4(承諾書:民間企業のみ)
MS-Word形式・PDF形式)
様式5(利用成果報告書:研究代表者のみ)
MS-Word形式・PDF形式)

10. スケジュール

2015年2月28日(土)
電子メールによる応募書類の提出締め切り
(郵送による様式4の提出は2月28日(土)当日消印有効)
2015年3月末
審査結果の連絡(予定)
2015年4月1日
SCLS計算機システム使用開始(予定)

11. 問合せ先

HPCI戦略分野1 SCLS計算機システム利用公募事務局
電話(078-940-5692)

もしくは、下記メールアドレスまでお願いします。

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