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要旨報告

スーパーコンピューティング -計算科学と情報科学の接点-

主催

第52回日本生物物理学会年会 ランチョンセミナー

HPCI戦略プログラム 分野1 「予測する生命科学・医療および創薬基盤」
(戦略機関:理化学研究所)

日時

2014年9月26日(土)11時45分~12時35分

場所

札幌コンベンションセンター E会場(札幌市白石区東札幌6条1丁目1-1)

bsj2014_LuncheonSeminar

主旨

生命は細胞に始まります。しかし、その10-15から10-11リットルという極めて小さな細胞ですら、その振る舞いを再現することは極めて難しいです。そのため従来の計算科学では、タンパク質という分子に限定するか、細胞の詳細を見ずに連続体として扱うことでシミュレーションを行ってきました。しかし、それだけでは、生物学の本質的問題の解決にはなかなかつながりません。生物学の世界ではどうしても、恐ろしく複雑で不均質な細胞を見ていく必要があります。近年、生物学の世界では、ゲノム情報に加えて、計測技術の飛躍的進歩により、個体レベルから一細胞レベルまで、日常的に莫大な実験データが蓄積されてきています。今情報科学では、それらビッグデータから効果的に知識を取り出す必要にせまられています、これら2つの必要性に応えていく一つの手段としてスーパーコンピューティングの役割を考えます。ここではスーパーコンピューティング、計算科学、情報科学の接点における最新の研究成果と将来の方向性について紹介します。

演者

演者1
「京」コンピュータは生命科学の何をどこまで解決できるのか
  木寺詔紀
  理化学研究所HPCI計算生命科学推進プログラム・副プログラムディレクター
  横浜市立大学生命医科学研究科・教授

演者2
データ駆動型生命情報科学と計算科学との接点を探る
  木下賢吾
  東北大学 大学院情報科学研究科・教授
  東北メディカル・ネガバンク機構 ゲノム解析部門・副部門長

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