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遠隔インタラクティブ講義「計算生命科学の基礎」を終えて

2014年度より神戸大学計算科学教育センターと連携し、大学生、大学院生、ポスドク、大学教員、研究所・企業の研究者を対象に生命科学と理工学の学際的研究領域である計算生命科学について遠隔講義を実施してきました。計算生命科学を体系的にかつ最新分野について学べるよう多くの研究者の協力を得てカリキュラムを作成することができ今後の標準的な計算生命科学のカリキュラムに資するものとなりました。国内、海外から参加登録をいただいた約450名の受講生からは「広範囲な分野で最先端の内容が基礎的なところから説明されているのがよかった」「計算のツールや考え方など知識を得ることができてよかった」「適用事例が新しく新鮮で興味深かった」などの感想が寄せられ好評でした。
神戸大学計算科学教育センターとSCLSが拠点を置く神戸ポートアイランド地区には世界トップレベルの計算速度を誇るスーパーコンピュータ「京」があり、さらに神戸医療産業都市という立地のメリットがあります。このような計算生命科学の体系的な教育プログラムが計算生命科学分野の研究開発を支える人材育成、イノベーション創出につながり、計算生命科学の発展、神戸医療産業都市の発展に寄与する一つのきっかけとなればと心から願っております。


計算生命科学の基礎II

生命科学と理工学の融合による生命理解と健康・医療への応用  (全15回)

  • 日程:2015年10月7日 (水) ~ 2016年2月3日 (水) 毎週水曜日 17:00-18:30
  • 場所:神戸大学工学部学舎1階 C3-101(創造工学スタジオ2)
計算生命化学の基礎II

第39回日本バイオレオロジー学会年会

  • 日程:2016年6月18日 (土) ~ 19日 (日)
  • 場所:東海大学校友会館(東京都千代田区)
  • テーマ:血流と動脈硬化、血栓性イベントの関連に関する医工連携に基づくバイオレオロジー
  • 年会長:後藤 信哉(東海大学医学部内科学系循環器内科学)

編集後記

  2011年から発行してきたBioSupercomputing Newsletterは、この号が最終発行となりました。
  高校生から大人の方までどなたにとっても手に取りやすい、わかりやすい、そして計算生命科学という最先端の研究に興味を持っていただける読み物を作ろう!との思いで始まった制作でした。制作業務を通じて研究者の研究に対するひたむきさや熱い志に触れるにつれ、それらを皆さまにお届けしたいと強く思うようになりました。その思いは創作活動への原動力となり、また仕事に対する意欲や生命科学への探究心を高めることに繋がったように思います。広報担当者としてこのような機会に恵まれたことに大変感謝しております。
  ご愛読いただきました皆さま、制作にご協力いただきました関係者の皆さま、長い間ご支援を賜り本当にありがとうございました。よろしければNewsletterのご意見やご感想をお寄せいただければ幸いです。
  今後も引き続き計算生命科学分野にご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

(神内)

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