次世代計算科学研究開発プログラム
次世代生命体統合シミュレーション研究推進グループ
次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発は2006年に始まり、「基礎方程式に基づく解析的アプローチと、大量の実験データから未知の法則に迫る実験データから解析へのアプローチ、さらには多階層を連結するアプローチにより、異なるスケールの研究と実験データを統合的かつ有機的に結びつけ、ペタスケールという桁違いの性能を持つスーパーコンピュータの性能をフルに発揮し、生体で起こる種々の現象を理解し医療に貢献するためのソフトウェアを開発する」を目標に、京速コンピュータ「京」でペタフロップス級の実効性能を実現するアプリケーション・プログラムの開発を行ってきました。この間、開発中に得られた成果は関係する学会や論文誌で発表を行うとともに、シンポジウムを開催し広く意見交換をしながら研究を進めてきました。
2011年度からは京速コンピュータ「京」での試験利用も始まり、開発しているプログラムの中から既にペタフロップス級の実効性能を達成したものも現れてきました。今後は、研究開発を行ってきたこれらのアプリケーション・プログラムを多くの方に知っていただき、さらには利用していただきたいと考えています。そこで、個々のプログラムを紹介するWebページをオープンしましたのでご覧下さい(図参照)。
このページでは現在開発を行っている全てのアプリケーション・プログラムを紹介しています。今後はプロジェクトの成果を社会に還元する一環として、ソース・コードなども順次公開していく予定です。そのため、これらのプログラムを実際に利用していただけるようダウンロードサイトも充実させていく予定です。
今回研究開発しているアプリケーション・プログラムに関しては「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発(ISLiM)成果報告会2011」(2011年12月21日(水)-22日(木))で研究開発状況が報告されます。ご興味のある方は是非ご参加下さい。
アプリケーション・プログラム紹介ページ
日本語ページ:http://www.csrp.riken.jp/application_j.html
英語ページ:http://www.csrp.riken.jp/application_e.html
「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの研究開発(ISLiM)成果報告会2011」案内ページ
http://www.csrp.riken.jp/2011/islim-houkokukai2011_j.html
「次世代生命体統合シミュレーションソフトウェアの開発」を紹介するビデオが下記で公開されています。こちらもご覧下さい。
http://www.riken.jp/r-navi/video/research.html
ビデオ名:生命の本質に迫る~次世代生命体統合シミュレーション研究開発~
BioSupercomputing Newsletter Vol.5