山下 雄史

東京大学先端科学技術研究センター 特任准教授
2004年、京都大学大学院理学研究科博士課程終了。理学博士。博士論文では、気相中の光化学反応における分子の量子ダイナミクスについて研究した。その後、東京大学総合文化研究科の博士研究員として、量子ダイナミクスの理論研究に従事。そこで興味を持った生体分子のプロトン輸送を研究するために、2007年よりアメリカのユタ大学(2010年からはシカゴ大学)に移り博士研究員を続ける。生体分子について計算科学的なアプローチで取り組む。プロトンのように化学結合が組み換わってしまう系を分子動力学計算する手法についての理論研究もおこなった。2011年1月より、現職。基礎科学での知見を創薬に応用することに従事。また、分子認識メカニズムの理論的研究もおこなっている。
現在の研究に関連するのは、力学、統計力学、熱力学、物理化学、量子化学の基礎理論から生化学までの応用分野、さらに計算科学の技術的な分野まで広がる。従来の分野に囚われない独自の角度から研究をしていきたい。 関西人。趣味はカフェでくつろぐこと。寸暇を惜しんで昼寝すること。


[アウトリーチ活動]


発表論文

学会発表